ジスロマックの副作用

ジスロマック(成分 アジスロマイシン)は抗生物質で、作用の強い部類に入る抗生物質なのでごくまれに副作用が起こります。食欲不振、吐き気と嘔吐、下痢などです。下痢については抗生物質全体に起こしやすい副作用で、腸内の細菌のバランスがくずれてしまうためです。また、ジスロマックが属するマクロライド系は、下痢を起こしやすいという特徴があります。

マクロライド系の抗生剤は腸内で「モチリン作用」を起こします。この作用は、腸の収縮と弛緩を繰り返す運動を活発にしますので、便が硬くなる前に排出されてしまうのです。下痢が1日程度で済むのならば、モチリン作用が原因だったと考えられます。この状態が完治後続くのであれば腸内細菌のバランスがくずれたままだと考えられるので、医師の診察が必要です。

次回ジスロマックを使う際には医師にその旨を相談しましょう。服用後直後(薬を吸収する前)に下痢になった場合は、薬の効果がないかもしれません。服用後2~3時間なら薬は効いているはずです。また、モチリン作用は消化管にも影響することもあります。胃や消化管が活発になることで胃痛や吐き気としてあらわれることがあります。

ジスロマックは抗生剤で医師の処方箋でしか買うことができませんが、市販薬は抗生剤が含まれていません。性病のクラミジアや淋病に処方されることが多く、抗生剤が含まれていない市販薬はジスロマックと併用して服用することができます。例えばジスロマックの副作用で下痢になった場合は、整腸作用のある市販薬で対応し、腹痛などは市販の痛みどめを飲むことで軽減することが出来ます。

ジスロマックの副作用として起る確率が1%以上2%未満のものは、血液中のALT(GPT)の数が増加することです。これは市販品を服用した時にも起こる症状で、薬剤を肝臓で代謝する時に肝臓に負担がかかるとALT(GPT)が血液中に流れ出す為に濃度が上がります。通常は、一時的なALTの上昇は問題ありません。ALTは主に肝臓(腎臓にも少し)に障害が起ると血液中に増える値で肝機能障害の指針となります。

しかし年相応に薬を服用する機会が増えますので、薬物による肝臓障害に注意しましょう。日本人は特に薬物によるアレルギー性肝障害が多いようで服用後、体内に代謝後の薬物の分子が残ることで起ります。残った分子を異物と反応してしまう(遺伝的要因による)と、アレルギー症状を起こしてしまうのです。服用前に医師の説明をしっかり聴くことが必要で

また、ジスロマックを服用した経験がありその際にアレルギー症状、過敏症などの既往症のあった方は医師に必ず申し出て下さい。服用は避けて下さい。危険な状況になる可能性があります。